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米中古住宅仮契約指数、9月は横ばい 金利低下も雇用懸念が重し

2025年10月30日(木)02時45分

全米リアルター協会(NAR)が29日発表した9月の米中古住宅販売仮契約指数は、前月比横ばいとなった。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Sarah Silbiger)

Lucia Mutikani

[ワシントン 29日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が29日発表した9月の米中古住宅販売仮契約指数は、前月比横ばいとなった。住宅ローン金利が低下基調にある中でも、労働市場を巡る懸念から購入希望者が様子見姿勢を崩さなかったことが背景にあるとみられる。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.0%上昇。8月の数字は当初発表の4.0%から4.2%上昇に上方修正された。前年同月比では0.9%低下した。

JPモルガンのエコノミスト、アビエル・ラインハート氏は「労働市場の軟調さと全般的な経済の不確実性が購入の足かせになっている可能性がある」と述べた。

地域別では、中西部で3.4%、西部で0.2%、それぞれ低下した一方、南部では1.1%、北東部では3.1%、それぞれ上昇した。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年固定金利住宅ローンの平均は9月末に6.30%と、8月の約6.56%から低下。足元では6.19%と、1年ぶりの低水準を記録している。

ロイター
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