英中銀、今後の利下げは「極めて慎重に」=IMFチーフエコノミスト

国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は10月14日、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は今後の利下げに「極めて慎重」であるべきだと訴えた。写真は英金融街シティ。6月19日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Yann Tessier)
David Milliken
[ワシントン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は14日、英国のインフレ率が2025年、26年ともに主要7カ国(G7)で最高水準を維持する見通しなのを踏まえ、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は今後の利下げに「極めて慎重」であるべきだと訴えた。
IMFは英国の25年、26年の国内総生産(GDP)成長率が2年連続で1.3%になると予測した。25年は今年7月の前回予測より0.1%ポイントの上方修正、26年は0.1%ポイントの下方修正となる。25年の成長率はG7の中で米国に次いで2番目、26年は3番目になると見込んだ。
一方、IMFは25年の英消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率が平均で3.4%、26年は平均2.5%と予測。今年4月の予測から上方修正され、G7の中で最高となる。
IMFはインフレ予測の上方修正は物価の一時的な上昇を一部反映し、物価上昇は「労働市場の弱含みと賃金上昇の鈍化によって一時的なものになると見込まれる」と説明した。
これに対し、グランシャ氏は英企業と家計の将来のインフレ期待が高まっており、賃金上昇率も高止まりしていることから、将来のインフレ率には上方リスクがあるとして「中銀の今後の道筋は、金融緩和の軌道で極めて慎重であるべきであり、インフレ率が正しい軌道に乗っていることを確実にすべきだ」と強調した。
一方、英中銀のベイリー総裁は追加利下げを予想するものの、その時期と幅はインフレ圧力次第だとしている。ベイリー氏は米首都ワシントンでの国際金融協会(IIF)主催の昼食会で、14日に公表された英労働市場のデータはインフレ圧力が緩和しているという自身の見解を裏付けたとして「私が以前から言っている通り、労働市場には若干の軟化が見られると思う」と語った。
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