ウォラーＦＲＢ理事、労働市場弱いが利下げは0.25％刻みで慎重に

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のウォラー理事は１０日、民間データは雇用市場の低迷を示し、さらなる利下げを後押しすると指摘したが、景気を見極める上で、利下げは０．２５％刻みの「慎重な」アプローチが必要との見解を示した。ニューヨークで２０２４年１１月撮影（２０２５年　ロイター／Brendan McDermid）

［ワシントン １０日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のウォラー理事は１０日、ＣＮＢＣに対し、次期ＦＲＢ議長選考のためのベセント財務長官との面接は「素晴らしかった」とし、全く政治的なものではなかったと述べた。

ＣＮＢＣはこれに先立ち、パウエル氏の後任の議長候補がウォラー氏を含む５人になったと報じた。

ウォラー氏は、米ＡＤＰリサーチ・インスティテュートのような民間データは雇用市場の低迷を示し、さらなる利下げを後押しすると指摘したが、景気を見極める上で、利下げは０．２５％刻みの「慎重な」アプローチが必要との見解を示した。

「金利を下げる必要がある。しかし慎重さが必要だ。２５（ベーシスポイント＝ｂｐ単位の利下げを）続けて、様子を見る必要がある」と述べた。