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銀行・信金の貸出平残、9月は3.8%増 21年4月以来の高い伸び

2025年10月10日(金)09時46分

  10月10日、 日銀が発表した9月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比3.8%増の647兆8916億円だった。写真は日銀本店。2009年3月撮影(2025年 ロイター/Yuriko Nakao)

Takahiko Wada

[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した9月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比3.8%増の647兆8916億円だった。伸び率は前月を上回り、2021年4月以来の高い伸び。残高は2000年1月以降の最高を更新した。M&A(企業の合併・買収)関連や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続き、都銀等では大口のM&A案件が見られた。

業態別では、都銀等が4.4%増の260兆9303億円で、伸び率は前月の3.7%を大きく上回った。24年6月以来の高い伸び率。地銀・第二地銀は4.0%増の308兆3053億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.3%増だった。

預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比0.7%増の1054兆9576億円となった。

ロイター
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