AI企業へのVC投資活発、アンソロピック130億ドル 第3四半期データ

人工知能(AI)関連企業への投資が相次ぐ中、ベンチャーキャピタル(VC)も投資を積極化していることがクランチベースが6日発表した統計で分かった。資料写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[6日 ロイター] - 人工知能(AI)関連企業への投資が相次ぐ中、ベンチャーキャピタル(VC)も投資を積極化していることがクランチベースが6日発表した統計で分かった。
クランチベースによると、世界のベンチャーキャピタルの投資額は第3・四半期(7─9月)は970億ドルで前年同期比38%増加、第2四半期の920億ドルを若干上回った。
<5割弱がAI企業向け>
第3・四半期の投資の約46%はAI企業向けで、うち29%は対話型AI「クロード」を開発したアンソロピック向けだった。
資金調達ラウンドの規模で上位3件はAIの基盤モデル開発企業で、アンソロピックが130億ドル、xAIが53億ドル、ミストラルAIが20億ドルだった。
<米国企業に大半の資金>
国別でみると、投資先は圧倒的に米国企業で600億ドルが投じられた。
業種では、ハードウェアセクターがAIに次いで2番目に多く、ロボット、半導体、量子力学、データ・インフラストラクチャー企業が総額162億ドルの大型ラウンドを実施した。
3位はヘルスケアとバイオテクノロジーで158億ドル調達した。