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ベライゾン、新CEOにペイパルのシュルマン元CEOを指名

2025年10月07日(火)13時17分

米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは6日、ハンス・ベストベリ最高経営責任者(CEO)の後任に、米決済サービス大手ペイパルのダン・シュルマン元CEO(写真)を起用する人事を発表した。2023年6月撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

David Shepardson Akash Sriram

[6日 ロイター] - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは6日、ハンス・ベストベリ最高経営責任者(CEO)の後任に、米決済サービス大手ペイパルのダン・シュルマン元CEOを起用する人事を発表した。

ベライゾンは加入者の増加が鈍化し、高額通信プランの購入も敬遠される中、競争激化に直面している。

シュルマン氏(67)は2023年に退任するまで約10年間ペイパルを率い、米電子商取引大手イーベイからの分社化や、コロナ禍中のオンライン取引急増への対応などでかじを取った。

同氏は7年前からベライゾンの取締役で、顧客体験の向上に力を注いでいる。同氏は6日、従業員に宛てた電子メールで「ペイパル時代にもっとも重要だった教訓は、技術や規模ではなく、文化、顧客の声に耳を傾ける姿勢、そして真の変化を推進するためにチームを力付けることだった」と述べた。その上で「現在の市場予想を上回る業績を達成しなくてはならない」と付け加えた。

ベストベリ氏在任中のベライゾンは、第5世代(5G)移動通信ネットワークに大規模投資し、メディア・企業向けサービスを通じた収益多角化に取り組んだが、その後はメディア関連事業の大半から撤退した。米国の無線事業が成熟する中、AT&T やTモバイルなどの競合他社からの圧力が高まっている。

ロイター
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