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ブラックロック傘下GIP、米電力AESの買収交渉=関係者

2025年10月02日(木)15時06分

 10月1日、米資産運用大手ブラックロック傘下のインフラ投資企業、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)は、米電力会社AESの買収交渉を進めている。写真はブラックロックのショールームの前の人々。スイスのダボスで2020年1月撮影(2025年 ロイター/Arnd Wiegmann)

David French

[1日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロック傘下のインフラ投資企業、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)は、米電力会社AESの買収交渉を進めている。事情に詳しい関係者が1日明らかにした。

AESは約290億ドルの連結債務を抱え、1日終値時点の時価総額は109億4000万ドルだったため、買収時の評価額は400億ドルを超える公算が大きい。GIPによる買収が実現すれば、米上場電力会社が関係するM&Aとしては過去最大級になる可能性がある。

2人の関係者は、今後数週間で合意が発表される事態があり得る一方、交渉が不調に終わる余地も残っていると述べた。

AESとGIPはいずれもコメントを拒否した。

人工知能(AI)利用とデータセンターの設置拡大に伴う電力需要の急増を受け、投資家の間で電力業界への関心が強まり、M&Aが活発化している。

南部バージニア州アーリントンに本社があるAESの発電量は3万6000メガワット超で、過去1年間に再生可能エネルギー部門が大きく成長。7月に発表した第2・四半期利益は市場予想を上回った。

ロイター
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