米国株式市場=続伸、政府閉鎖懸念も利下げ期待が支援 ハイテク株に買い

米国株式市場はナスダック総合主導で続伸して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[29日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合主導で続伸して取引を終えた。米政府機関閉鎖の可能性を巡る不透明感や米連邦準備理事会(FRB)当局者のタカ派的な発言が出る中でも、人工知能(AI)成長への期待やFRBが利下げを継続するとの見方を背景にハイテク株が買われた。
今週の大きな焦点の一つはつなぎ予算を巡る与野党の対立で、予算失効により10月1日に一部政府機関が閉鎖に陥るリスクが高まっている。
米労働省は29日、政府機関閉鎖となった場合、10月3日に予定されている雇用統計など経済指標の発表を停止するほか、全ての業務を停止すると明らかにした。
ただ、248ベンチャーズのチーフストラテジスト、リンジー・ベル氏は、政府機関閉鎖の可能性は主要な材料にはなっていないと指摘。投資家は利下げ期待や住宅市場、個人消費といった最近の堅調な指標などプラス材料を重視しているとし、「仮に閉鎖が起こったとしても速やかに解決される可能性が高く、市場は企業収益や金融政策、AI投資といった重要な材料に再び焦点を置くことができる」と述べた。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 46316.07 +68.78 +0.15 46306.34 46387.06 46149.05
前営業日終値 46247.29
ナスダック総合 22591.15 +107.0 +0.48 22605.30 22704.90 22536.06
9
前営業日終値 22484.07
S&P総合500種 6661.21 +17.51 +0.26 6661.58 6677.31 6644.49
前営業日終値 6643.70
ダウ輸送株20種 15770.40 +39.88 +0.25
ダウ公共株15種 1111.47 -2.89 -0.26
フィラデルフィア半導体 6315.11 +10.06 +0.16
VIX指数 16.12 +0.83 +5.43
S&P一般消費財 1928.67 +10.62 +0.55
S&P素材 567.60 +2.43 +0.43
S&P工業 1295.78 +4.01 +0.31
S&P主要消費財 868.76 +1.01 +0.12
S&P金融 900.91 +4.26 +0.48
S&P不動産 264.03 +0.39 +0.15
S&Pエネルギー 690.23 -13.41 -1.91
S&Pヘルスケア 1585.10 +4.51 +0.29
S&P通信サービス 424.59 -1.94 -0.45
S&P情報技術 5564.34 +27.34 +0.49
S&P公益事業 442.24 +1.30 +0.29
NYSE出来高 13.29億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 45260 + 130 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 45170 + 40 大阪比