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オープンAI・SBGなど、新データセンター5拠点計画 スターゲートで

2025年09月24日(水)07時53分

 9月23日、オープンAI、オラクル、ソフトバンクグループ(SBG)は、米国の人工知能(AI)インフラに最大5000億ドルを投じる「スターゲート」計画で新たに5つのAIデータセンター拠点を設立する計画を発表した。写真は「スターゲート」計画関連の建設が進む現場。4月23日、テキサス州アビリーンで撮影(2025年 ロイター/Daniel Cole)

Deepa Seetharaman

[アビリーン(米テキサス州) 23日 ロイター] - オープンAI、オラクル、ソフトバンクグループ(SBG)は23日、米国の人工知能(AI)インフラに最大5000億ドルを投じる「スターゲート」計画で新たに5つのAIデータセンター拠点を設立する計画を発表した。

オープンAIはオラクルと共同でテキサス州シャックルフォード郡、ニューメキシコ州ドニャアナ郡、および中西部に3つの新拠点を開設すると発表した。また、オープンAI、SBGおよびその関連会社がオハイオ州ローズタウンとテキサス州ミラム郡にさらに2つのデータセンター拠点を設立する。

オープンAIによると、新拠点のほか、テキサス州アビリーンのオラクルとオープンAIの拠点拡張、コアウィーブとの進行中のプロジェクトを合わせると、スターゲートのデータセンター総容量は7ギガワット近くに達し、投資額は今後3年間で4000億ドルを超える。

この日の発表により、2万5000人超の現地雇用が創出される見通しという。

オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は声明で「AIがその可能性を発揮するためには、それを支える計算基盤を構築しなければならない」と述べた。

事情に詳しい関係者によると、オープンAIとパートナーはスターゲート計画用のチップをリースするため、借り入れによる資金調達を行う計画という。

米半導体大手エヌビディアは22日、オープンAIに最大1000億ドルを投資し、データセンター用半導体を供給すると発表した。

ロイター
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