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米経常赤字、第2四半期42.9%減 財の輸入急減で減少幅過去最大

2025年09月24日(水)03時03分

米商務省が23日発表した第2・四半期の経常収支の赤字額は前期比1885億ドル(42.9%)減の2513億ドルとなった。輸入の急増が沈静化したことで、減少幅は過去最大となった。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)

[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した第2・四半期の経常収支の赤字額は前期比1885億ドル(42.9%)減の2513億ドルとなった。輸入の急増が沈静化したことで、減少幅は過去最大となった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は2568億ドル。第1・四半期の経常赤字は4398億ドルと、従来の4502億ドルから下方修正。ただ、依然として過去最高となる。

経常赤字が国内総生産(GDP)に占める比率は3.3%。第1・四半期の5.9%から低下し、2023年第3・四半期以来の低水準となった。同比率のピークは2006年第3・四半期の6.3%。

第2・四半期は財(モノ)の輸入が1845億ドル減の8202億ドル。消費財のほか、工業用品や原材料などの輸入が減少し、減少幅は過去最大となった。

一方、サービスの輸入は28億ドル増の2220億ドル。技術、貿易関連サービスなどが増加した。

モノの輸出は113億ドル増の5502億ドル。サービスの輸出は21億ドル増の3016億ドル。

ロイター
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