サックスＧ、高級百貨店バーグドルフ株49％売却交渉中＝ＷＳＪ

９月２１日、米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの親会社サックス・グローバルは、同業バーグドルフ・グッドマンの株式４９％を約１０億ドルで売却する交渉に入っている。ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）紙が複数の関係筋の話として報じた。写真はニューヨークのバーグドルフ・グッドマンの店舗で２０２３年５月撮影（２０２５年　ロイター/Brendan McDermid）

[２１日 ロイター] - 米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの親会社サックス・グローバルは、同業バーグドルフ・グッドマンの株式４９％を約１０億ドルで売却する交渉に入っている。ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）紙が２１日に複数の関係筋の話として報じた。

中東の政府系ファンドや戦略的投資家を含む少なくとも４の買い手が名乗りを上げており、来年早々にも取引が行われる可能性があるという。

サックス・グローバルは昨年７月、ハドソンズ・ベイ・カンパニー（ＨＢＣ）がニーマン・マーカスを２６億５０００万ドルで買収し、サックス・フィフス・アベニュー、ニーマン・マーカス、その他の高級百貨店および不動産資産を統合して設立された。

ＷＳＪによると、株式売却で得た資金は、サックス・グローバルによるニーマン・マーカス買収に伴う債務の返済に充てられる。

また、現在約９０億ドルの不動産を所有しているサックス・グローバルは６億ドルの不動産売却を進めているという。

ロイターはこの報道内容を今のところ確認できていない。サックス・グローバルとバーグドルフ・グッドマンからはコメントを得られていない。