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米国株式市場=主要3指数最高値更新、テスラとマイクロンに買い

2025年09月12日(金)05時46分

米国株式市場は、ハイテク銘柄が多いナスダック総合を含む主要3指数全てが終値ベースで過去最高値を更新した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)で2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場は、ハイテク銘柄が多いナスダック総合を含む主要3指数全てが終値ベースで過去最高値を更新した。電気自動車(EV)大手テスラと半導体大手のマイクロン・テクノロジーが急伸したことに加え、この日に発表された米経済指標で連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で利下げを再開するとの観測が改めて裏付けられたことで株価が押し上げられた。

労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇。伸びは前月の2.7%上昇から加速し、1月以来の大幅な伸びとなった。一方、労働省が発表した9月6日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は2万7000件増の26万3000件と、2021年10月以来約4年ぶりの高水準となり、労働市場の減速が示唆された。

ムーディーズ・レーティングス(ニューヨーク)のチーフ・クレジット・オフィサー、アツィ・シェス氏は「インフレは粘着的だ。スタグフレーションと呼ぶかは定義次第だが、雇用市場が大幅に減速している一方で、インフレ状況はこれにに追随しておらず、ここ数年とは異例の局面にある」と指摘。FRBは16─17日の会合で0.25%ポイントの利下げを決定し、年末までにさらに0.25%ポイントの利下げを行うとの予想を示した。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 46108 +617. +1.36 45577 46137 4557

.00 08 .09 .20 7.09

 前営業日終値 45490  

.92

ナスダック総合 22043 +157. +0.72 21977 22059 2190

.08 01 .52 .71 8.81

 前営業日終値 21886  

.06

S&P総合500種 6587. +55.4 +0.85 6554. 6592. 6545

47 3 41 89 .80

 前営業日終値 6532.  

04

ダウ輸送株20種 15767 +223. +1.44

.41 76

ダウ公共株15種 1095. +3.92 +0.36

03

フィラデルフィア半導体 5995. +37.3 +0.63

39 0

VIX指数 14.71 -0.64 -4.17

S&P一般消費財 1903. +31.8 +1.70

18 2

S&P素材 587.7 +12.2 +2.14

9 9

S&P工業 1288. +12.2 +0.96

77 2

S&P主要消費財 891.1 +8.34 +0.95

9

S&P金融 897.0 +14.7 +1.67

9 7

S&P不動産 266.3 +4.28 +1.63

6

S&Pエネルギー 676.3 -0.24 -0.04

3

S&Pヘルスケア 1624. +27.6 +1.73

34 0

S&P通信サービス 423.3 +0.75 +0.18

6

S&P情報技術 5382. +9.42 +0.18

54

S&P公益事業 429.3 +2.08 +0.49

7

NYSE出来高 12.57

億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 44620 + 450 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 44505 + 335 大阪比  

ロイター
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