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東映アニメ、海外で1057万株売り出し フジ・メディアが保有株売却
2025年09月10日(水)17時10分
Kentaro Okasaka
[東京 10日 ロイター] - 東映アニメーションは10日、約1057万株の自社株を海外市場で売り出すと発表した。フジ・メディア・ホールディングスが保有株を売却する。流動性の向上が目的としている。
売り出し価格は11─12日のいずれかの日に需要状況などを勘案して決定する。売却後もフジ・メディアHDとの取引関係への影響はなく、フジ・メディアHDの清水賢治社長は引き続き東映アニメの社外取締役を務める。
フジ・メディアHDの発表によると、売り出しが実施された場合、同社が保有する東映アニメ株は657万株となり、議決権保有割合は約3.19%となる見込み。売出しに伴う特別利益を2026年3月期第2・四半期(25年7─9月期)に計上する。今回の売り出しでフジ・メディアHDが持つ政策保有株の純資産に対する比率は25年3月末時点の26.6%から約22%に低下する見通し。