サトウ食品、5-7月期の営業利益6倍増 「包装米飯」の販売堅調

Kentaro Okasaka

［東京　１０日　ロイター］ - サトウ食品が１０日発表した２０２６年４月期の第１・四半期（２５年５－７月）の連結営業利益は前年比６．１倍の８億６４００万円だった。売上高は同１８．５％増の８９億４１００万円。包装米飯や包装餅製品を中心に販売が堅調に推移した。

利益については、原材料費・物流費の価格高騰の影響を増収効果で吸収したとしている。三菱食品の政策保有株を株式公開買い付け（ＴＯＢ）に応じて売却したことで約５億円の特別利益が発生し、純利益は同６．２倍の１０億６７００万円となった。

通期の業績予想は、地政学リスクやエネルギー価格、原材料価格の高騰などで先行き不透明な状況のため、未定とした。