スイス中銀、マイナス金利再導入のハードルは高い─総裁=メディア

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のシュレーゲル総裁は月内に行われる金融政策決定会合前の最後となるインタビューで、マイナス金利の再導入には高いハードルがあると語った。写真はSNBの本部。スイス・ベルンで1月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[チューリヒ 8日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のシュレーゲル総裁は月内に行われる金融政策決定会合前の最後となるインタビューで、マイナス金利の再導入には高いハードルがあると語った。
8日発行の「ミグロ・マガジン」によると、総裁は、必要であればちゅうちょなく行動を起こすが、マイナス金利の望ましくない影響も認識していると指摘。「再導入のハードルは高い」と話した。
市場やアナリストは現在、SNBが次回25日の会合で金利を据え置くと予想している。
また、総裁は米国の関税について、多くの不確実性を生み、多くの企業が投資を控えるようになったと指摘。「トータルでどれほどの影響があるかはまだ分からない」と述べた。