キューリグ・ドクター・ペッパー、JDEピーツ買収でネスレ追撃

8月25日、米飲料大手キューリグ・ドクターペッパーがオランダのコーヒー会社JDEピーツを買収することにより、市場をけん引するスイスのネスレに対抗する世界的なコーヒー巨大企業が誕生する見通しだ。写真はドクターペッパーの缶。英ウェイクフィールドで2019年10月撮影(2025年 ロイター/Andrew Yates)
Mateusz Rabiega Juveria Tabassum
[25日 ロイター] - 米飲料大手キューリグ・ドクターペッパーがオランダのコーヒー会社JDEピーツを買収することにより、市場をけん引するスイスのネスレに対抗する世界的なコーヒー巨大企業が誕生する見通しだ。
キューリグ・ドクターペッパーは25日、JDEピーツを157億ユーロ(184億ドル)で買収すると発表した。買収は2026年前半までに完了し、合併後の新会社は同年中に飲料部門とコーヒー部門を分割する見込みだ。
合併により年間4億ドルのコスト削減を見込む。米トランプ政権によるコーヒー生産国を含む主要貿易相手国への関税引き上げにも有利に対応することを目指す。
INGのアナリスト、マキシム・ストラナート氏は「新しいコーヒー事業体はネスレのコーヒー事業とほぼ同規模になるだろう。両社はそれぞれ世界の消費者向けパッケージ(CPG)コーヒー市場で約20%のシェアを持つことになる」と述べた。
キューリグ・ドクターペッパーは北米に、JDEピーツは欧州に強力な基盤を持ち、合併により事業を補完できる。同時に、コーヒー消費が増加している新興市場での成長の足がかりにもなるだろう。ただ、北米の大部分はコーヒー栽培に適しておらず、世界最大の消費市場である米国への関税を回避するのは難しいとみられる。
ケプラー・シュブローのアナリスト、ジョン・コックス氏は、「2つのコーヒー事業を統合することは理にかなっている」と述べた。欧州市場に偏り、商品がコモディティー化しているJDEピーツの弱点を緩和する一方、キューリグ・ドクターペッパーは国際的な事業展開の機会を得ると指摘した。
JDEピーツの株価は17.5%急伸し、過去最高値を記録した。一方、キューリグ・ドクターペッパーの株価は11%下落した。
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