スポティファイが値上げ計画、新サービス導入へ＝ＦＴ

　８月２４日、英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）は、スウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイが新機能に投資し、ユーザー数１０億人達成を目指す中、値上げを実施すると報じた。ニューヨーク証券取引所で２０２３年１２月撮影（２０２５年　ロイター/Brendan McDermid）

［２４日　ロイター］ - 英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）は２４日、スウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイが新機能に投資し、ユーザー数１０億人達成を目指す中、値上げを実施すると報じた。アレックス・ノーストロム共同社長兼最高事業責任者がインタビューで述べたという。

ＦＴによると、ノーストロム氏は値上げに伴い新たなサービスと機能を計画していると述べた。

スポティファイはロイターのコメント要請に応じていない。

スポティファイは今月、利益率改善を目指し、９月から一部市場で個人向けプレミアムサブスクリプション（定額課金）の月額料金を値上げすると発表。南アジア、中東、アフリカ、欧州、中南米、アジア太平洋などで１０．９９ユーロから１１．９９ユーロ（１４．０５ドル）に値上げするとしていた。

ノーストロム氏はＦＴに対し「値上げや価格調整などは当社のビジネスツールの一部で、理にかなえば実施する」と述べた。

スポティファイは近年の値上げやコスト削減が寄与し、昨年に通期として初めて黒字を確保した。