BHP、鉄鉱石安で年間利益5年ぶり低水準 配当好感し株価上昇

オーストラリア資源大手BHPが8月19日発表した6月30日までの2025年度の基調的な利益は101億6000万ドルと前年度比26%減少し、5年ぶりの低水準になった。メルボルンにある本社で3月24日撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[19日 ロイター] - オーストラリア資源大手BHPが19日発表した6月30日までの2025年度の決算は、中国の需要低迷が鉄鉱石価格の重荷となり、利益が5年ぶりの低水準に落ち込んだ。将来の設備投資と探鉱支出の削減も示唆したが、配当が予想を上回ったことから株価は上昇した。
また、負債目標を引き上げ、銅やカリなどのコモディティー(商品)の買収を検討するとした。
基調的な利益は101億6000万ドルと前年度比26%減少した。ビジブル・アルファの市場コンセンサスの102億2000万ドルにも届かなかった。
期末配当は1株当たり0.60ドルで、前年度の0.74ドルを下回った。年間では1.10ドルと17年以来の低さにとどまったが、ビジブル・アルファのコンセンサスである1.01ドルは上回った。
25年度の大半を通じて鉄鉱石価格が供給増などを背景に下げ圧力を受け、BHPやリオ・ティントといった鉱業事業者の収益に悪影響を及ぼした。
BHPの鉄鉱石平均実現価格は19%下落した。
マイク・ヘンリー最高経営責任者(CEO)は、二転三転する貿易政策のために世界経済の先行きは強弱まちまちで、特に関税や財政政策などの不確実性が高止まりしており、投資や貿易に影響し続けていると説明。ただ「そうした動きにもかかわらず、コモディティー需要はなお底堅い」と強調した。
純債務の目標レンジは従来の50億─150億ドルから100億─200億ドルに引き上げた。決定はテクニカル的な分析の結果であり、M&A(合併買収)意欲の高まりを意味するものではないと説明した。ヘンリーCEOは、銅やカリのような目標とする成長分野での買収は検討するが、合理的な価格と質の高い資産に限られると述べた。
今後2年間で成長プロジェクトと探鉱に110億ドルを費やす計画だとし、25年度の97億9000万ドルから引き上げた。一方、28年から30年にかけては年平均100億ドルの支出に減速させるとの方針を示した。
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