香港不動産開発会社がデフォルトか、猶予期間後も一部利払いできず

8月13日 香港の不動産開発会社ロードキング・インフラストラクチャー(路勁基建)の一部債券保有者が、30日間の猶予期間が終了した後も利息を受け取っていないことが分かった。写真は2024年2月、香港で撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
Clare Jim
[香港 13日 ロイター] - 香港の不動産開発会社ロードキング・インフラストラクチャー(路勁基建)の一部債券保有者が、30日間の猶予期間が終了した後も利息を受け取っていないことが分かった。香港の不動産業者の利払い不履行は、2021年に中国の不動産危機が始まって以来、初となる。
ロードキング・インフラストラクチャーは主に中国本土で稼ぐ小規模不動産開発会社。29年満期債の総額1130万ドルの利払いを7月12日に実施できず、30日の猶予期間に入ったと8日に明らかにしていた。
猶予期間は12日に終わったが、投資プラットフォームのFSMOneによると、同債券を保有する顧客は支払いを受けていないという。
ロードキング・インフラストラクチャーはコメント要請に応じていない。
同社はシニア債を23億ドル発行している。今年6月に、債務放棄を含む2度目の債務再編を提案したが、保有者から十分な支持を得られていない。