日経平均は1500円高に上げ拡大、レバETFの調整買い思惑も

7月23日、日経平均は上げ幅を拡大している。足元では1500円高の4万1200円後半となっている。写真は同日、都内の株価ボード前で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 23日 ロイター] - 日経平均は上げ幅を拡大している。足元では1500円高の4万1200円後半となっている。
市場では「レバレッジ型ETF(上場投資信託)の日々の調整に伴う買いへの思惑もありそうだ」(フィリップ証券の増沢丈彦・株式部トレーディング・ヘッド)との見方が聞かれる。指数の値動きの複数倍の値動きを目指すETFで、指数が上昇していることで引けにかけて1000億円超の買い需要があると増沢氏は試算している。
トヨタ自動車やホンダ、SUBARUなど自動車株の一角は前場終値から上げ幅を拡大。指数寄与度の大きい銘柄では東京エレクトロンやソフトバンクグループの上げ幅拡大が目立つ。
業種別では金属製品、輸送用機器、サービス業などが上げ幅を拡大。一方、鉱業、パルプ・紙、空運などは上げ幅を縮小している。