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中国が登録6カ月内の車転売禁止計画と業界メディア報道、その後訂正

2025年07月21日(月)15時22分

 中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会が運営する公式メディア「オートレビュー」は21日、工業情報省が新規登録後6カ月以内の自動車の転売を禁止する計画だと伝えた19日付の報道は「不正確」だったとして、記事から当該部分を削除した。写真は北京で6月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[上海 21日 ロイター] - 中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会が運営する公式メディア「オートレビュー」は21日、工業情報省が新規登録後6カ月以内の自動車の転売を禁止する計画だと伝えた19日付の報道は「不正確」だったとして、記事から当該部分を削除した。

オートレビューはロイターに対し、19日の記事には「走行距離ゼロの中古車について工業情報省や他の関係当局に関する不正確な記述が含まれていた」とし、当該部分を削除し訂正したと説明した。

オートレビューは記事を更新し、「工業情報省は関係省庁と協力し、走行距離ゼロの中古車を規制し、問題を根源から管理する計画だ」と伝えた。

同メディアは19日、工業情報省がいわゆるゼロマイル中古車の販売に対処する取り組みの一環として、登録後6カ月以内の新車の転売を禁止する計画だと報じていた。

中国自動車市場では慢性的な過剰生産能力などを背景とした激しい販売競争の結果、ゼロマイル中古車が登場。中国共産党の機関紙は先月、この慣行を非難し、関係当局に監督強化などの対応を求めた。

ロイター
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