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ユナイテッド航空、第3四半期利益見通しが予想下回る 旅行支出減少

2025年07月17日(木)10時40分

 米航空大手ユナイテッド航空が16日に発表した第3・四半期(7─9月)の利益見通しは市場予想に届かなかった。写真はユナイテッド航空機。5月に米ニュージャージー州のニューアーク空港で撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)

Rajesh Kumar Singh

[シカゴ 16日 ロイター] - 米航空大手ユナイテッド航空が16日に発表した第3・四半期(7─9月)の利益見通しは市場予想に届かなかった。生活費の上昇と不透明な景気見通しへの懸念から旅行支出が減少していることが背景にある。

7─9月の調整後1株利益見通しは2.25─2.75ドル。中央値の2.50ドルは、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の2.60ドルを下回った。ニュージャージ州ニューアーク空港で複数回発生した障害も業績に影響する見込みという。

ただ予約は全般的に前四半期から改善し、出張需要は2桁の伸び率を示しているとした。

2025年度通期の調整後1株当たり利益は9─11ドルになると予想。アナリスト予想平均は10.04ドル。

同社は4月、トランプ米政権の関税などの政策の影響が見極めにくいとして異例にも2種類の業績予想を示した。その後、航空各社幹部は、旅行需要が安定したと述べている。ただ政府データによると、米国の旅客数は前年割れが続き、航空運賃の低下につながっている。  

ロイター
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