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米BofA、4─6月期増益 市場混乱でトレーディング収入増加

2025年07月17日(木)02時35分

米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が16日発表した第2・四半期(4─6月期)決算は、純利益が71億ドル(1株当たり0.89ドル)と、前年同期の69億ドル(同0.83ドル)から増えた。2017年10月撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[16日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が16日発表した第2・四半期(4─6月期)決算は、純利益が71億ドル(1株当たり0.89ドル)と、前年同期の69億ドル(同0.83ドル)から増えた。LSEGがまとめた予想の1株当たり0.86ドルを上回った。米関税措置などを巡る市場混乱に伴い、トレーディング収入が増えた。

純金利収入(NII)も前年同期比7%増の147億ドルと好調だった。固定金利資産の金利改定のほか、預金と融資がいずれも増加した。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は「個人顧客の動きが底堅かったほか法人向けなどの融資も堅調だった」と述べた上で「市場部門で勢いがあった」と指摘した。

セールスおよびトレーディング収入は15%増の54億ドル。13四半期連続で前年同期からの増加を確保した。株式収入が10%、債券・為替・コモディティー(FICC)は19%それぞれ増えた。一方、投資銀行手数料は9%減の14億ドルだった。

アラステア・ボースウィック最高財務責任者(CFO)は電話による記者説明会で「地政学的な不確実性や、金利の変動、新政権による政策措置、サプライチェーン(供給網)の変化を受けたポジション見直しの恩恵を受けている」と述べた。

ロイター
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