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高級ブランドのリシュモン、4─6月は6%増収 宝飾品好調

2025年07月16日(水)17時24分

 7月16日、高級ブランド「カルティエ」などを展開するスイスのリシュモンが発表した第1・四半期(4─6月)の売上高は、為替変動の影響を除いたベースで前年同期比6%増の54億ユーロだった。写真はリシュモンのロゴ。2022年6月、ジュネーブで撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)

Marleen Kaesebier Mimosa Spencer

[16日 ロイター] - 高級ブランド「カルティエ」などを展開するスイスのリシュモンが16日発表した第1・四半期(4─6月)の売上高は、為替変動の影響を除いたベースで前年同期比6%増の54億ユーロだった。

HSBCによると、ビジブル・アルファがまとめた市場予想と一致した。

高級ブランド市場は全般に鈍化しているが、宝飾品ブランドのカルティエやヴァンクリーフ&アーペルが好調だった。宝飾品部門は11%の増収。

一方、時計部門は7%の減収と振るわなかった。ただ、前四半期の11%の減収からは改善した。スイスの時計産業は米国の関税を巡る不確実性や世界的な需要減退に直面している。

地域別では、米州が17%の増収と、市場予想の12%増を上回った。アジアの売上高は横ばい。中国・香港・マカオが7%の減収となったが、アジアの他の地域は好調だった。

超富裕層を顧客とするリシュモンは、LVMHなど、他の高級ブランドグループを上回る業績を記録している。

ベイン・アンド・カンパニーの推計によると、世界の高級品売上高は昨年1%減少。今年は2─5%の減少が予想されている。

ロイター
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