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英財務相、金融業界の規則緩和さらに推進へ 「成長を阻害」

2025年07月16日(水)09時16分

7月15日、リーブス英財務相(写真)は金融街シティーにあるロンドン市長公邸(マンションハウス)で演説し、銀行規制緩和をさらに推進する方針を示した。ワシントンで4月撮影(2205年 ロイター/Elizabeth Frantz)

William Schomberg Tommy Reggiori Wilkes David Milliken

[ロンドン 15日 ロイター] - リーブス英財務相は15日、金融街シティーにあるロンドン市長公邸(マンションハウス)で演説し、銀行規制緩和をさらに推進する方針を示した。リテール業務と投資銀行業務の分離要件の見直し、預金者の株式投資を促進する計画など、金融セクターの活性化策を打ち出した。

「金融危機後の規制は成長を阻害しており、緩和する必要がある」と改めて強調。リテール業務とリスクの高い投資銀行業務の分離を義務付ける「リングフェンス」規制について「有意な改革」を約束した。また、中小金融会社に対する規制承認の簡素化、住宅ローンへのアクセス緩和にも言及した。

英金融業界は経済停滞や競合する海外の金融センターにシェアを奪われつつあり、ロンドン証券取引所に上場する企業の資金調達額は過去数十年で最低に落ち込んでいる。

政府は先月、金融サービス部門を含む今後10年間の産業戦略を発表した。

ロイター
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