サウジ政府系ファンドPIF、24年決算は60%減益

6月30日、 サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は30日、2024年決算の純利益が前年比60%減の258億リアル(69億ドル)に落ち込んだと発表した。写真は2021年1月、リヤドで同ファンドの投資戦略を発表するムハンマド皇太子。提供写真(2025年 ロイター/Saudi Press Agency)
[ドバイ 30日 ロイター] - サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は30日、2024年決算の純利益が前年比60%減の258億リアル(69億ドル)に落ち込んだと発表した。減益要因として高金利とインフレ、さらに運用計画の変更と予算コスト増加に伴う一部プロジェクトの減損処理を挙げた。
資産は24年に1兆ドルを超え、運用資産は前年より18%増の4兆3210億リアルになった。
PIFはサウジ経済を石油依存から脱却させることを目的としたファンド。サウジは長期計画「ビジョン2030」ではPIFを通じて数千億ドルを投じ、紅海沿岸にベルギーの国土に匹敵する大きさの産業開発拠点「NEOM(ネオム)」を建設する巨大プロジェクトを進めてきた。
アブダビ商業銀行のチーフエコノミスト、モニカ・マリク氏は「いくつかのプロジェクトの優先順位付けと、いくつかの巨大プロジェクトの延期が減損の要因になった可能性がある」とし、「プロジェクトのコスト上昇も大きな課題となっており、投資プログラムを見直す要因となっている」と語った。
PIFはナツメヤシ農園から多国籍コングロマリット(複合企業)まで幅広い投資ポートフォリオを持ち、国営石油会社サウジアラムコやサウジ・ナショナル・バンク(SNB)などからの配当金収入も収益源となっている。
一方、未実現損益や保有資産の一部の時価変動などを反映した包括利益は1400億リアルの赤字となり、前年の1381億リアルの黒字から転落した。保有現金は3160億リアルとなり、グループの負債総額は前年よりわずかに多い5700億リアルだった。
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