日産車体の株主総会、取締役再任案への賛成割合は6─7割

Kentaro Okasaka

［東京　３０日　ロイター］ - 日産車体が２６日開いた株主総会で、冨山隆社長ら取締役６人の再任案への賛成割合は６－７割だったことが３０日、分かった。同社が関東財務局に臨時報告書を提出した。

冨山氏の賛成割合は６２．２％で、６人の中で最低だった。最高は鈴木渉・専務執行役員の７２．１％で、残る４人はいずれも６０％台だった。冨山氏の昨年の株主総会での賛成割合は６４．６％だった。

日産自動車子会社の日産車体を巡っては、アクティビストのストラテジックキャピタル（ＳＣ、東京都渋谷区）が「実態として日産自動車工場の一部に過ぎず、独立した会社として上場している意味はない」と主張。完全子会社化など少数株主の利益保護などの対応方針を決定することを定款で定めるよう日産自動車の株主総会で提案したが、否決されている。