米コアウィーブ、コア・サイエンティフィック買収交渉＝ＷＳＪ

　人工知能（ＡＩ）インフラを手がける米コアウィーブ は、暗号資産（仮想通貨）採掘会社コア・サイエンティフィックを買収する交渉を進めている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が２６日、事情に詳しい関係者の話として報じた。写真はコアウィーブのロゴ。ニューヨークで３月撮影（２０２５年　ロイター／Brendan McDermid）

[２６日 ロイター] - 人工知能（ＡＩ）インフラを手がける米コアウィーブ は、暗号資産（仮想通貨）採掘会社コア・サイエンティフィックを買収する交渉を進めている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が２６日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

報道を受け、コア・サイエンティフィックの株価は約８％上昇し、時価総額は約４０億ドルに達した。

ＷＳＪによると、障害がなければ買収は数週間以内にまとまる可能性がある。現在協議されている具体的な条件は不明だという。

コア・サイエンティフィックは昨年６月にもコアウィーブから買収提案を受けた。完全希薄化ベースで発行済み株式全てを１０億２０００万ドル（１株当たり５．７５ドル）の現金で取得する内容だった。

コア・サイエンティフィックは当時、提案は同社を著しく過小評価しており、同社と株主の利益に反するとして拒否した。

両社はその後、一連の１２年間契約を締結した。その１つとして、コア・サイエンティフィックはコアウィーブの計算サービスに電力を供給するため約２００メガワット（ＭＷ）のインフラを提供する。