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ステランティス、長期戦略計画の見直しに着手=新CEO

2025年06月26日(木)10時28分

 6月25日、欧米自動車大手ステランティスのアントニオ・フィローサ新最高経営責任者(CEO)は、長期戦略計画の見直しを開始したと従業員に伝えた。写真は同社ロゴが入った旗。2021年1月、イタリアのトリノで撮影(2025年 ロイター/Massimo Pinca)

[パリ 25日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスのアントニオ・フィローサ新最高経営責任者(CEO)は25日、長期戦略計画の見直しを開始したと従業員に伝えた。

フィローサ氏はイタリア北部トリノから行ったビデオ通話で「既に戦略計画の見直しに着手しており、準備が整い次第共有する予定だ」と述べた。

2022年3月にカルロス・タバレス前CEOが発表した現行の長期戦略計画「デア・フォーワード(前進せよ)2030」は、2030年までに純売上高を倍増し、2桁の営業利益率の維持を目標としていた。

しかし同社は昨年、米国と欧州で商業的・運営上の大きな困難に直面し、年間目標達成を断念せざるを得なくなり、最終的にタバレス氏の退任につながった。

現行の計画はまた、販売台数に占める電気自動車(EV)の割合を欧州では100%、米国では50%を目指すとともに、これら以外の新市場での販売台数の割合をグループ全体の25%以上に拡大する目標も掲げている。

ロイター
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