東京外為市場・午前=ドル146円台へ上昇、米軍事介入と原油高で

午前のドルは146円後半へじり高となった。2022年6月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)
Shinji Kitamura
[東京 23日 ロイター] - 午前のドルは146円後半へじり高となった。米国のイラン核施設攻撃を受けて、リスク回避的な買いが先行した。原油価格の急上昇も手掛かりとなり、ドルは一時146.83円と5月14日以来の高値を更新した。
週明けのドルは底堅い展開となった。早朝こそ前週末終盤とほぼ変わらずの146円ちょうど付近で取引が始まったが、アジア市場の序盤から日米の株価先物が下落、原油価格も上昇すると、リスクオフムードが強まり、ドル買いが強まった。
円安の側面もあったという。「原油価格の急上昇で日本の貿易赤字拡大が懸念された」(みずほ証券チーフ為替ストラテジスト、⼭本雅⽂氏)という。リスク回避時に買われやすいスイスフランも堅調で、一時179円半ばと昨年7月につけた最高値180円が目前に迫った。
<原油140ドルのリスクシナリオ>
当面の焦点は、攻撃を受けたイランの報復措置と、それに対する米国の反応だが、その結果、原油高がどこまで進むかも大きく注目されている。
最大の懸念とされるのが、イランが対抗措置として、世界の石油・ガス輸送の2割を占めるホルムズ海峡の封鎖に踏み切ること。もし実現すれば「原油は140ドル程度まで急騰するリスクがある」(日本総研調査部研究員の栂野裕貴氏)という。
さらに、中東からのエネルギー調達に支障が生じれば、日本が被る悪影響は甚大で、「中東発の化石燃料輸入がすべて途絶した場合、日本のGDP(国内総生産)は3%弱下押しされる可能性もある」(栂野氏)。
経済産業省によると、日本の原油輸入量に占める中東諸国の比率は、最新の4月時点で93.7%を占めている。
米原油先物は、アジア時間の午前の取引で一時1バレル=78ドル台まで3%超上昇し、5カ月ぶり高値を更新した。
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