米国株式市場=反落、中東情勢巡る懸念で

米国株式市場は反落して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。イスラエルとイランの攻撃の応酬が続き、米軍が中東に戦闘機を移動させる中、投資家の懸念が高まった。 株価指数は午後の取引で下げ幅を拡大し、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は21.6と5月23日以来の高水準で取引を終えた。 ロイターは米当局者の話として、米軍が中東地域により多くの戦闘機を配備し、他の軍用機の配備期間を延長していると伝えた。 また、トランプ米大統領はイランに対し「無条件降伏」を呼びかけ、米国の忍耐は限界に近づいていると警告した。 USバンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「見通しが悪く、不確実性が高く、不安が高まる局面にある」と語った。 投資家は中東情勢に加え、米国の関税措置や減税法案、金利を巡る動向も注視している。
S&P総合500種の主要セクターでは、原油高を受けて上昇したエネルギーを除く全業種が下落した。 防衛関連株が買われ、ロッキード・マーチンは2.6%上昇した。 太陽光関連株は下落。米上院財政委員会がバイデン前政権時代に導入された太陽光発電や風力発電の税額控除を2028年までに廃止することなどを盛り込んだ予算案を提出したことを受けた。
製薬大手イーライ・リリー は2%安。バーブ・セラピューティクスを最大13億ドルで買収すると発表した。バーブ株は急騰した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.07対1の比率で上回った。ナスダックでも2.36対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は157億1000万株。直近20営業日の平均は179億8000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42215 -299 -0.7 42358 42530 42132
.80 .29 0 .62 .83 .65
前営業日終値 42515
.09
ナスダック総合 19521 -180 -0.9 19627 19666 19485
.09 .12 1 .08 .56 .44
前営業日終値 19701
.21
S&P総合500種 5982. -50. -0.8 6012. 6023. 5974.
72 39 4 15 25 80
前営業日終値 6033.
11
ダウ輸送株20種 14688 -213 -1.4
.67 .11 3
ダウ公共株15種 1027. -2.8 -0.2
62 7 8
フィラデルフィア半導体 5223. -43. -0.8
65 65 3
VIX指数 21.60 +2.4 +13.
9 03
S&P一般消費財 1701. -26. -1.5
40 85 5
S&P素材 548.4 -5.6 -1.0
0 2 1
S&P工業 1203. -9.1 -0.7
80 5 5
S&P主要消費財 885.7 -7.0 -0.7
8 6 9
S&P金融 833.4 -5.0 -0.6
5 8 1
S&P不動産 260.5 -1.0 -0.4
1 6 1
S&Pエネルギー 673.9 +6.8 +1.0
0 7 3
S&Pヘルスケア 1550. -25. -1.6
11 79 4
S&P通信サービス 363.7 -2.6 -0.7
2 9 3
S&P情報技術 4693. -34. -0.7
32 26 2
S&P公益事業 405.6 -3.3 -0.8
0 0 1
NYSE出来高 12.17
億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 3836 - 大阪比
0 150
シカゴ日経先物9月限 円建て 3823 - 大阪比
0 280