中国自動車メーカー、ゼロエミッション車市場でリード=調査

6月17日、国際クリーン輸送協議会(ICCT)によると、世界のゼロエミッション車(ZEV)市場で中国の自動車メーカーが急速にリードを広げている。写真は2021年8月、上海にある吉利汽車のディーラーで撮影(2025年 ロイター/Aly Song)
[17日 ロイター] - 国際クリーン輸送協議会(ICCT)によると、世界のゼロエミッション車(ZEV)市場で中国の自動車メーカーが急速にリードを広げている。
ICCTのデータによると、中国勢はZEVクラスのカバー率で上位5位、EV販売シェアで上位6位中5位を占め、吉利汽車や上海汽車などは予定より1年早く2025年の目標を達成し、すでにEV販売シェアが50%に達している。
比亜迪(BYD)は2024年に世界のバッテリー電気自動車(BEV)販売台数で初めて米テスラを上回った。BEV販売台数は前年比25%増、BEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせた販売台数は47%増だった。ICCTは評価で両社とも「リーダー」のカテゴリーに入っているとした。
ICCTのドリュー・コジャック社長兼最高経営責任者(CEO)は「中国を拠点とする自動車メーカーがグローバルに拡大する中、他の主要グローバルメーカーは自らの移行を加速させなければ競争力を失うという緊急のプレッシャーに直面している」と述べた。