中国人民元の年末予想を上方修正、関税リスク低下＝ＪＰモルガン

　６月１１日、米金融大手ＪＰモルガンは、対米貿易戦争を巡るリスク低下と「脱ドル化」という世界的なテーマを理由に、中国人民元スポット価格の年末予想を元高方向に見直した。写真はＪＰモルガンのロゴ。２０２３年１月、パリで撮影（２０２５年　ロイター/Sarah Meyssonnier）

[ロンドン １１日 ロイター] - 米金融大手ＪＰモルガンは１１日、対米貿易戦争を巡るリスク低下と「脱ドル化」という世界的なテーマを理由に、中国人民元スポット価格の年末予想を元高方向に見直した。

これまで１ドル＝７．３０元としていたが、７．１５元に修正。来年半ばまでには７．１０元になると見込んでいる。

米国と中国の交渉担当者は、ロンドンでの２日間の協議を受け、貿易戦争の「休戦」を軌道に戻すための枠組みで合意したと発表した。