シドニー外為・債券市場＝豪ドル・ＮＺドル堅調、数カ月ぶり高値付近

［シドニー　１０日　ロイター］ - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド（ＮＺ）ドルが堅調。ロンドンでの米中通商協議が１０日に再開されることになる中、数カ月ぶりの高値付近で推移している。

豪ドルは０．１％高の０．６５２３米ドル。夜間には０．６５３３米ドルまで０．４％上昇した。７カ月ぶりの高値０．６５３７米ドルが間近で、２００日移動平均線の０．６４３１米ドルが支持線となっている。

ＮＺドルも０．１％高の０．６０５２米ドル。夜間には０．５％上昇し、０．６０６６米ドルを付けた。８カ月ぶりの高値０．６０８０米ドルが視野に入っており、次の上値ターゲットは０．６１１９米ドルと０．６３７９米ドル。

ＩＧのアナリスト、トニー・シカモア氏は「豪ドル／米ドルは過去１カ月間、０．６３５０─０．６５４０米ドル前後のレンジで推移してきた。値固めが完了すれば、０．６７４０／５０米ドルの中期的な抵抗帯に向かって上昇すると見込んでいる」と述べた。

豪３年債利回りは２ベーシスポイント（ｂｐ）上昇の３．３８５％、１０年債利回りは３ｂｐ上昇の４．３０１％。