アマゾン、ペンシルベニア州に200億ドル投資へ データセンター施設拡充

米アマゾン・ドット・コムは9日、ペンシルベニア州に少なくとも200億ドルを投じてデータセンター向けインフラを拡充する計画を発表した。写真は同社のロゴ、米国で2020年11月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[9日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは9日、ペンシルベニア州に少なくとも200億ドルを投じてデータセンター向けインフラを拡充する計画を発表した。
世界の大企業が最も洗練された人工知能(AI)モデルやクラウドサービスの提供でしのぎを削る中、今回のアマゾンの投資は生成AI技術開発に向けた巨大テック企業の決意を浮き彫りにしている。
この投資により高い技術を持つ1250人の雇用が創出され、クラウド部門AWS用データセンターのサプライチェーン(供給網)でさらに数千人の雇用をもたらすという。
アマゾンは1週間ほど前にノースカロライナ州に100億ドルと、台湾の新たなクラウドインフラ向けに50億ドル超の投資計画を発表したばかり。
第1・四半期の設備投資は総額約250億ドルに上っており、今年いっぱいこの水準を維持する見込みだという。
今回の200億ドルの投資が以前に発表された資本支出計画の一部かどうかについて詳細を求めたが、即座に回答は得られなかった。また投資の時期についても明らかにしていない。