ニュース速報
ビジネス

米労働省、人員不足でCPIサンプル数削減 データへの影響懸念も

2025年06月05日(木)06時28分

米労働省経済統計局(BLS)は4日、全国の地域で消費者物価指数(CPI)の収集サンプルを削減していることを明らかにした。2022年7月、米サンフランシスコのマーケットで撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省経済統計局(BLS)は4日、全国の地域で消費者物価指数(CPI)の収集サンプルを削減していることを明らかにした。資源的な制約によるものという。この措置が全体のデータに与える影響は「最小限」となるはずだとしている。

ただ、サンプル削減と収集停止により、地域別または品目別の指数の変動性が増す可能性はあるとした。

BLSは「現在の人員では収集活動を維持できなくなった場合に削減を実施する。今後も調査活動の見直しを継続する」と述べた。

同局は注目度の高い雇用統計もまとめているが、トランプ政権が実施した採用凍結の影響を受けている。

BLSの発表によると、4月のCPIデータ収集はネブラスカ州の1都市とユタ州の1都市で停止された。ニューヨーク州バッファローでは6月にデータ収集が停止された。

複数の民間エコノミストから、統計収集スタッフの削減が発表されるデータの質を損なっているとの懸念が示されている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

世界食料価格指数、5月は0.8%低下 穀物などが下

ワールド

ウクライナ首都、ロシア空爆で3人死亡 全国で49人

ワールド

イタリア統計局、25年の成長率予想0.6%に下方修

ワールド

チャットGPT悪用する中国人グループ増加、オープン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪んだ認知
  • 3
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 4
    壁に「巨大な穴」が...ペットカメラが記録した「犯行…
  • 5
    脳内スイッチを入れる「ドーパミン習慣」とは?...「…
  • 6
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 7
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 8
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 9
    韓国新大統領にイ・ジェミョンが就任 初日の執務室で…
  • 10
    ウーバーは絶体絶命か...テスラの自動運転「ロボタク…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 8
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 9
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 10
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中