中国航空会社がエアバス機の大規模発注検討と報道、欧州首脳の訪中に合わせ

6月4日、ブルームバーグ・ニュースは、来月の欧州首脳の訪中に合わせて、中国の航空会社が、300機に上るエアバス機の発注を検討していると報じた。写真は、フランスのサン・ナゼールにあるエアバス施設の外に掲げられたエアバスのロゴ。2023年11月、フランスのサン・ナゼールで撮影(2025年 ロイター/Stephane Mahe)
[4日 ロイター] - ブルームバーグ・ニュースは4日、来月の欧州首脳の訪中に合わせて、中国の航空会社が、300機に上るエアバス機の発注を検討していると報じた。
小型の単通路機と大型の双通路機を組み合わせた発注で、規模は500機に拡大する可能性もあるという。
ロイターは4月、中国がエアバス機最大500機の発注で交渉していると報じた。
業界筋がロイターに語ったところによると、この交渉は、習近平国家主席のフランス訪問を控えた昨年4月に表面化した大規模発注を巡る協議の延長線上にあるという。
中国は、習主席の公式訪問に合わせた発注をたびたび示唆していた。しかし業界筋は、交渉は難航することが多く、貿易問題で情勢が不安定な中で合意が成立する保証はないと述べた。
アナリストは、中国は5年以上、大型発注をしておらず、航空機が不足していると指摘した。
エアバスはコメントを拒否した。ロイターはブルームバーグの報道内容を確認できていない。