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旭化成、MMA事業などから撤退 構造改革費約250億円を特損計上

2025年05月27日(火)16時26分

5月27日、 旭化成はメタクリル酸メチル(MMA)モノマー、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、アクリル樹脂、SBラテックスの事業から撤退すると発表した。写真は同社のロゴ。都内で2019年10月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Ritsuko Shimizu

[東京 27日 ロイター] - 旭化成は27日、メタクリル酸メチル(MMA)モノマー、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、アクリル樹脂、SBラテックスの事業から撤退すると発表した。また、アセトニトリルの川崎精製工場の閉鎖も決め、2026年3月期決算で事業構造改善費用約250億円を特別損失として計上するが、すでに業績見通しには織り込んでおり、予想の変更はない。

撤退する製品の売上高は、25年3月期で346億円。

同社は中計の中で、構造転換や生産性向上による資本効率改善を掲げ、事業のポートフォリオを見直しを進めてきた。今回、原料コストの上昇や中国の生産能力増強などにより稼働率が低下している製品について、26年3月から27年9月にかけて生産撤退を決めたという。アセトニトリルの生産終了時期は今後協議のうえ決めることになるが、終了後は、韓国の子会社から製品を国内に供給するという。

ロイター
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