トランプ氏、アップルに圧力 海外製なら「25%の関税」警告

トランプ米大統領は23日、米国内で販売されるアップルのスマートフォン「iPhone」が米国内で製造されていない場合、アップルが25%の関税を支払う必要があると指摘した。ニューヨークで1日撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)
[23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、米国内で販売されるアップルのスマートフォン「iPhone」が米国内で製造されていない場合、アップルが25%の関税を支払う必要があると指摘した。
トランプ氏は、自身のソーシャルメディアへの投稿で「私はずっと前に、アップルのティム・クック(CEO)に、米国で販売されるiPhoneがインドや他のどこの国でもなく、米国で製造されることを期待していると伝えた」とし、「それができなければ、アップルは少なくとも25%の関税を米国に支払わなければならない」と述べた。
トランプ氏が、個別の企業に関税を課すことができるかどうかは不明だ。トランプ氏の発言を受け、アップル株は寄り前取引で2.5%下落した。アップルはロイターのコメント要請に応じていない。
アップルは、対中関税による製品価格や供給網への影響を踏まえ、インドを代替製造拠点として位置付けており、4─6月期に米国で販売するiPhoneの大半がインド製になるとの見通しを示していた。