ニュース速報
ビジネス

全国コアCPI4月は+3.5%に加速、エネルギーや食品が伸び拡大

2025年05月23日(金)08時51分

総務省が5月23日に発表した4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比3.5%上昇した。都内で2022年10月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takahiko Wada

[東京 23日 ロイター] - 総務省が23日に発表した4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比3.5%上昇した。伸びは前月の3.2%から加速、2023年1月以来の大きさとなった。政府の電気・ガス価格抑制策の補助金縮小でエネルギー価格の伸び率が拡大したほか、4月の値上げラッシュで生鮮食品を除く食料もさらに伸びた。

コア指数の伸び率は事前予想の3.4%を上回った。

エネルギー価格は9.3%上昇し、前月の6.6%上昇を上回った。電気代は13.5%上昇、都市ガス代は4.7%上昇でいずれも前月から伸びが拡大した。政府の電気・ガス料金負担軽減支援事業による総合指数の押し下げは0.17%ポイントと、前月の0.33%ポイントを下回った。

生鮮を除く食料は7.0%上昇し、前月の6.2%上昇を上回った。うるち米(コシヒカリを除く)は一段と上昇率が拡大し、98.6%上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送石破首相、米大統領とカナダG7での会談を申し合

ワールド

ガザの医療システムは限界、イスラエル攻撃継続で=W

ビジネス

米貿易交渉担当者、EUに関税削減迫る 譲歩なければ

ビジネス

米スポーツ用品に値上げの波、トランプ関税影響で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 2
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 3
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 4
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 5
    空と海から「挟み撃ち」の瞬間...ウクライナが黒海の…
  • 6
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 7
    子育て世帯の年収平均値は、地域によってここまで違う
  • 8
    米国債デフォルトに怯えるトランプ......日本は交渉…
  • 9
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 10
    「誰もが虜になる」爽快体験...次世代エアモビリティ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 4
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 5
    ワニの囲いに侵入した男性...「猛攻」を受け「絶叫」…
  • 6
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 8
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 9
    中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中