米ズームが通期見通し引き上げ、AI統合など追い風

ビデオ会議サービスの米ズーム・コミュニケーションズは5月21日、売上高の2026年度通期見通しを47億9000万─48億ドルから48億─48億1000万ドルに引き上げた。2021年3月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[21日 ロイター] - ビデオ会議サービスの米ズーム・コミュニケーションズは21日、売上高の2026年度通期見通しを47億9000万─48億ドルから48億─48億1000万ドルに引き上げた。LSEGがまとめたアナリスト予想の47億9000万ドルも超えている。
ハイブリッド勤務の定着が進んでいることに加え、各製品に人工知能(AI)を統合し、サービスの範囲を拡大した取り組みが業績の追い風になっている。3月にはAIにエージェント機能を追加し、業務効率化につなげるサービスの提供も始めた。
調整後1株利益の通期見通しも5.34─5.37ドルから5.56─5.59ドルに上方修正した。アナリスト予想は5.41ドル。
第1・四半期(2─4月)売上高は11億7000万ドルとほぼ予想通り。調整後1株利益は1.43ドルで、予想の1.31ドルを超えた。
ミシェル・チャン最高財務責任者(CFO)は、第1・四半期も顧客の購買行動に変化はなく、需要は引き続き強かったと述べた。