トヨタ、米市場に小型ピックアップトラックの投入を検討=報道

トヨタ自動車が米国で小型ピックアップトラックの投入を検討していることが分かった。(2025年 ロイター/Valentin Flauraud)
[21日 ロイター] - トヨタ自動車が米国で小型ピックアップトラックの投入を検討していることが分かった。ブルームバーグが21日、報じた。成長するエントリーレベルのトラック市場でフォード・モーターや現代自動車と競合する可能性がある。
米国市場はフルサイズとミッドサイズのピックアップトラックが主流だが、このところの価格上昇に加え、トランプ米大統領の関税政策によって価格がさらに上昇する恐れがあるため、小型でより手頃な価格のトラックを求める傾向が高まっている。
フォードの「マベリック」と現代自動車の「サンタクルーズ」は、どちらも2021年に発売され、こうした需要を取り込んだ。
トヨタ幹部によると、現在ディーラーからは、同社のベストセラーである中型ピックアップトラック「タコマ」やフルサイズピックアップトラック「タンドラ」よりも小型のトラックを求める要望が上がっているという。
トヨタは、小型ピックアップトラック投入をラインナップの大幅刷新と並行して進めている。ハイブリッド車のラインナップを急速に拡大するほか、米国では複数の完全電気自動車(EV)モデルの発売を計画している。