午後3時のドルは2週ぶり143円半ば、不透明感が上値抑制

5月21日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の143円半ばで取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
Shinji Kitamura
[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の143円半ばで取引されている。関税や為替に関する米中交渉、米議会で議論進行中の減税法案と財政懸念、中東で高まる地政学リスクへの懸念など、不透明要因が山積する下で、リスク回避的な円買いが強まった。
この日のドルは午後にかけて、じりじりと上値を切り下げる展開が続いた。
朝方はイスラエルがイランの核施設を攻撃する準備をしている、との報道が話題となった。アジア時間序盤の取引で原油先物が急上昇したことを受けて、ドル安や円高圧力が強まった。
米WTI先物、北海ブレント先物が日中を通じてじり高となる中、ドル安/円高地合いは午後に入っても変わらず、ドルは朝方の高値144円半ばから、午後3時前には一時143.53円まで下落し、5月8日以来、約2週間ぶり安値を更新した。
市場では同時に、カナダで開催されている主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議と並行して行われる見通しの日米財務相会談、赤沢亮正経済再生相が出席する3回目の日米関税交渉、米議会の減税審議と財政懸念の行方なども、ドル/円の重しになっているとの指摘が聞かれた。
トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏は「米財政問題を警戒する『悪い米金利上昇』でドルの上値が重くなる一方、相次ぐ日米会合で円安是正が取りざたされる可能性があるとの警戒感が、円の底堅さにつながっている。最近の円金利の急上昇も、リスクオフムードの強まりを後押ししている」と話していた。
この日も東京円債市場では超長期金利が上昇し、20年債利回りが一時2.575%と2000年10月以来の高水準を付けたほか、30年債が3.185%、40年債が3.635%と過去最高水準へ上昇した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 143.55/143.59 1.1331/1.1333 162.69/162.70
午前9時現在 144.30/144.34 1.1287/1.1290 162.90/162.93
NY午後5時 144.50/144.52 1.1282/1.1284 163.03/163.08
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