バークシャーのコンステレーション株持ち高急増、シティ保有はゼロに

5月15日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが公表した第1・四半期末の株式保有開示情報によると、同社は酒造メーカーのコンステレーション・ブランズの持ち高を2倍強増やした一方、シティグループ株保有をゼロにするなど金融セクター向け投資を縮小したことが分かった。ネブラスカ州オマハで3日撮影(2025年 ロイターF/Brendan McDermid)
[15日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが15日公表した第1・四半期末の株式保有開示情報によると、同社は酒造メーカーのコンステレーション・ブランズの持ち高を2倍強増やした一方、シティグループ株保有をゼロにするなど金融セクター向け投資を縮小したことが分かった。
3月末時点で保有していたコンステレーション株は、昨年末時点の560万株から約1200万株に増加し、22億ドル相当に達した。これによりコンステレーションにおけるバークシャーの持ち分は6.6%になった。
バークシャーが3年間続けてきたシティグループ株の保有は解消され、バンク・オブ・アメリカの保有は昨年7月の10億3000万株から6億3200万株に減少。キャピタル・ワンの持ち高も減らされた。
第1・四半期中のバークシャーによる株式購入総額は31億8000万ドル、売却総額は46億8000万ドルと、10期連続の売り越し。3月末の現金・流動資産残高は3477億ドルだった。
保有する個別株で最も評価額が大きいのは引き続きアップルで、666億ドル相当だった。
バークシャーは日本の5大商社の持ち高も増やしている。