トランプ氏誕生日・米陸軍の祝賀行事、戦車25両展開へ=当局筋

トランプ米大統領の誕生日にあたる6月14日に予定されている米陸軍創設250周年の祝賀行事で、最大25両の戦車「M1エイブラムス」が首都ワシントンに展開されることが分かった。写真は14日、カタールに向かうエアフォースワンの機内で記者団と話すトランプ氏(2025年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ米大統領の誕生日にあたる6月14日に予定されている米陸軍創設250周年の祝賀行事で、最大25両の戦車「M1エイブラムス」が首都ワシントンに展開されることが分かった。米当局者が14日、ロイターに明らかにした。祝賀行事の費用は2500万─4500万ドルに上る見通しという。
陸軍は以前から創設250周年に合わせ、6月14日にワシントンのナショナルモールに兵士と軍装備を展開する計画を進めていたが、トランプ大統領の79歳の誕生日と重なることから、軍事パレードも計画に盛り込まれた。
米当局者2人は匿名を条件に、最終的な費用が最大で4500万ドルに達する可能性があるとロイターに明かした。1人はパレードを実施しない場合より費用が数百万ドル増加したと述べた。
これにはごみの清掃や戦車による道路損傷の補修などワシントンが負担する費用は含まれていない。
ロイターはこれまで、6500人を超える兵士、車両約150台、航空機50機が投入されると報じていた。
ホワイトハウスで国内政策を担当するビンス・ヘイリー氏は、トランプ大統領が歴史的な祝賀行事を計画していると述べた。
パレード開催を巡っては、権威主義的な力の誇示との見方や、特にトランプ大統領が連邦政府のコスト削減を進める中で無駄との批判も出ている。