最新記事
アメリカ

新型コロナワクチン、妊婦および子供への接種「推奨」を米厚生省が取りやめる方針...米紙報道

2025年5月16日(金)11時55分
米厚生省がコロナワクチン推奨を中止へ

5月15日、米厚生省が妊婦、10代の若者、子どもを対象とする新型コロナウイルスワクチンの定期接種の推奨を取りやめる方針だ。写真は米国の国旗と新型コロナウイルスワクチンのイメージ。2021年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

米厚生省が妊婦、10代の若者、子どもを対象とする新型コロナウイルスワクチンの定期接種の推奨を取りやめる方針だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が15日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

厚生省傘下の疾病対策センター(CDC)は現在、生後6カ月以上に、新型コロナワクチンの接種歴にかかわらず、改良型コロナワクチン接種を受けるよう推奨している。


報道では厚生省がこれらのグループに対する推奨を全面的に中止するのか、あるいは接種者にリスクと効果について医師と相談するよう勧めるのかについては明らかではない。

CDCによると、4月26日時点で妊婦の約14%、子どもの13%がコロナワクチンを接種している。

米国では米モデルナ、米ファイザー・独ビオンテックがそれぞれ開発したメッセンジャーRNA技術に基づくワクチンと、米ノババックスのタンパク質ベースのワクチン合わせて3種が承認されている。

モデルナとノババックスはコメントを控えた。厚生省とファイザーはロイターのコメント要請に直ちに応じなかった。

厚生省はワクチン懐疑派で知られるケネディ長官が率いている。


[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版 コメ高騰の真犯人
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

エアバス、配当性向の上限引き上げ 業績見通し確認

ワールド

モディ首相、トランプ氏と電話会談 印パ停戦の米仲介

ビジネス

日経平均は3日続伸、主力株高い 先物主導との見方も

ワールド

イスラエル・イラン紛争6日目に、トランプ氏「無条件
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 3
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火...世界遺産の火山がもたらした被害は?
  • 4
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 5
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 6
    【クイズ】「熱中症」は英語で何という?
  • 7
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 8
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 9
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 10
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 6
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 7
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 8
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中