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TemuとSHEIN、米でデジタル広告大幅削減=業界データ

2025年04月17日(木)15時02分

 4月16日、中国発インターネット通販の「Temu(テム)」と「SHEIN(シーイン)」が米国でデジタル広告費を大幅に削減していることが業界データで分かった。昨年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

Arriana McLymore

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 中国発インターネット通販の「Temu(テム)」と「SHEIN(シーイン)」が米国でデジタル広告費を大幅に削減していることが業界データで分かった。メタが運営するフェイスブックやアルファベット傘下ユーチューブに打撃となる可能性がある。

トランプ米大統領は今月、中国と香港からの800ドル以下の小口輸入品に対する関税免除措置(デミニミス・ルール)を廃止する大統領令に署名した。これは中国製の低価格商品を米国の買い物客に直送するテムとシーインのビジネスを脅かす恐れがある。

センサー・タワーによると、テムはフェイスブック、インスタグラム、TikTok(ティックトック)、スナップ、X、ユーチューブにおける米国での1日平均広告費が3月31日─4月13日の2週間で、その前の30日間に比べて平均31%減少した。

シーインはフェイスブック、インスタ、ティックトック、ユーチューブ、ピンタレストにおける米国での1日平均広告費が同期間に平均19%減少した。

また、Tinuitiのデジタルマーケティング調査部長マーク・バラード氏は、テムが今月12日以降、グーグルショッピングで広告を大幅に削減したと述べた。1─3月は大きく増加していたという。

ロイター
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