ニュース速報
ビジネス

マスク氏が訂正、米航空通信システム巡りベライゾンを誤って非難

2025年02月28日(金)14時24分

2月27日、米実業家イーロン・マスク氏は自身が率いる宇宙企業スペースXの通信サービス「スターリンク」の競合社に当たるベライゾンについて、通信システムを通じて国内の航空安全を危険にさらしていると誤って主張したことを認めた。実際に連邦航空局(FAA)の通信システムを運営しているのはL3ハリスだった。写真はスターリンクのロゴとマスク氏のミニチュアモデル。20日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

David Shepardson Mrinmay Dey

[ワシントン 27日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏は27日、自身が率いる宇宙企業スペースXの通信サービス「スターリンク」の競合社に当たるベライゾンについて、通信システムを通じて国内の航空安全を危険にさらしていると誤って主張したことを認めた。実際に連邦航空局(FAA)の通信システムを運営しているのはL3ハリスだった。

マスク氏はソーシャルメディアに「訂正:急速に能力が低下している古いシステムはL3ハリスによってつくられていた。まだ稼働していない新しいシステムがベライゾンのものだ」と投稿した。

米国最大のワイヤレスネットワークを運営するベライゾンは、システムに取り組み始めたばかりだとの声明を出し、マスク氏による最初の非難に反論していた。

L3ハリスからは今のところコメントを得られていない。

ワシントン・ポスト紙は26日、FAAが2023年にベライゾンに発注した、15年間で24億ドルの通信システム見直し契約をキャンセルし、スターリンクに発注する意向を強めていると報じた。FAAはこの契約について何も決定していないと表明した。

マスク氏はトランプ政権で「政府効率化省(DOGE)」を率いている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米ウクライナ首脳、日本時間29日未明に会談 和平巡

ワールド

訂正-カナダ首相、対ウクライナ25億加ドル追加支援

ワールド

ナイジェリア空爆、クリスマスの実行指示とトランプ氏

ビジネス

中国工業部門利益、1年ぶり大幅減 11月13.1%
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 5
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 6
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 7
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 8
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中