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独ZEW景気期待指数、2月は2年ぶり大幅改善 新政権に期待

2025年02月18日(火)21時33分

欧州経済センター(ZEW)が18日発表した2月のドイツ景気期待指数は26.0で1月(10.3)から大幅に改善した。フランクフルトの金融街、2023年撮影。(2025 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)

Maria Martinez

[ベルリン 18日 ロイター] - 欧州経済センター(ZEW)が18日発表した2月のドイツ景気期待指数は26.0で1月(10.3)から大幅に改善した。総選挙を控え景気見通しが回復した。

ロイターがまとめたアナリストの予想(20.0)を上回り、過去2年で最大の上昇幅を記録した。

ZEWのワムバッハ所長は「新政権に行動力があるとの期待から楽観度が高まった可能性がある」と述べ、停滞状態の個人消費が向こう半年の間に勢いづくことも予想されるとした。

VP銀行のチーフエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は、製造業受注の増加やインフレ率の低下など、ここ数週間の好ましい経済動向を示す指標と指摘。「経済は現在底を打ち春以降は徐々に改善すると期待できる」との見方を示した。

現況指数はマイナス88.5で、前月のマイナス90.4から改善した。

ハウク・アウフホイザー・ランプの主任エコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は、現況は依然として非常に低いとし、「センチメントが実際に好転するには、期待の高まりが状況改善に反映する必要があると述べた。

パンテオン・マクロエコノミクスの欧州上級エコノミストは、欧州中央銀行(ECB)の緩和継続や23日の総選挙後には財政見通しが明確になることから、ZEW指数は一段と上昇する可能性が高いとの見方を示した。

ロイター
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