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英国、自由貿易支持すべき 世界経済の分断化見据え=中銀総裁

2024年11月15日(金)07時03分

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、世界経済が分断化する中、英国は自由貿易を支持し、欧州連合(EU)との関係を再構築すべきとの考えを示した。7日撮影(2024年 ロイター/HENRY NICHOLLS/Pool via REUTERS)

Andy Bruce

[14日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、世界経済が分断化する中、英国は自由貿易を支持し、欧州連合(EU)との関係を再構築すべきとの考えを示した。

ベイリー氏は年に一度のマンションハウス・スピーチで、英国で低迷する投資を底上げし、生産性の伸びを回復するには、リーブス英財務相が計画している企業や年金基金が保有する資本の活用とともに、貿易の自由化に向けた取り組みが不可欠だと明言。

2020年のEU離脱(ブレグジット)は、英国の貿易の流れを弱め、英国経済の潜在的な生産力を圧迫したとも指摘した。

ベイリー氏は、EU離脱そのものについては立場を表明せず、それは重要なことだとした上で、「その結果については指摘しなければならない」とし、「英国民の決定を尊重しながら、関係を再構築する機会を見落とさず、それを歓迎しなければならない」と述べた。

ロイター
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